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忘れられないイタリア語の話(改題:読んで楽しいイタリア語の話)

忘れられないイタリア語の話

  ここに書いているのは、イタリア語の単語を覚える時に、私がクラスで生徒さんに記憶にとどめて貰うために話す内容を文章化したものです。いわば講義のネタ本です。英語の単語にも元がラテン語のものが多いため、ラテン語の系統を最も受け継ぐイタリア語を知っていると自然に英語が分かります。そんなこともここで確認してみてください。


イタリア語の動詞の変化暗唱学習

1.trucco(ツルッコ): 私が面白いと思うイタリア語のひとつに“trucco”がある。これはお化粧のことを言う。しかし、もうひとつの意味はトリックである。英語ではメークアップ(Make up=より良く見せる)などとうまく言いくるめようとしているが、イタリア語では、あれはずばりトリックだと言っているわけだ。ちなみに辞書を引くと、トリック以外にペテンとかいんちきとも書いてある。こうなると、メークアップに騙されて結婚したが、化粧を落とした顔をみてこれはペテンだと歯軋りすることはイタリアではないことになる。もともと、ペテンだと言っているわけだから騙された貴方が悪いのよということになる。尚、動詞はtruccarsiとなって、再帰動詞である。つまり、動詞から意味を調べると、自分自身にトリックをかけるという意味だったようで、相手にトリックということにはならない。しかし、実際は化粧が相手にトリックをかけるのだといっても、反対する人はいまい。日本語は、もともと化けると言っているわけだから、イタリア語に近い。Truccoと似ている言葉に、truffaという言葉があるが、こちらの意味はずばり、「詐欺」である。 とまれ、最近は電車の中でお化粧に忙しい女性を見るたびに、トリックのネタをこんなところでバラしていいのかなどと思っている。

 

2.nero di seppia :「セピア色」と「素寒貧の空回り」:セピア色とは“seppia(セッピア)”から来た言葉で、これはイタリア語でイカのことを言う。イカの墨の色は見た目には黒いが、それで紙に文字や絵を書くと色あせた暗褐色の色になる。これを日本でえはセピア色といい、わびやさびを尊ぶ日本人が好む色でもある。古い白黒写真が色あせてこのセピア色になると、時代を感じさせてなんとも言えない雰囲気を醸し出す。イカ墨のことはnero di seppiaというが、後半のseppiaだけとって「セピア」というようだ。

また、イタリアへ良く行く人の中にレストランで「素寒貧の空回り」といって注文する人がいる。最初は何を言っているのかと思ったが、大体これで通じるようだ。出てくるものはscampi e calamari (スカンピ エ カラマーリ)であり、scampiは小エビのことで、calamariはヤリイカのことをいう。これは正確には、fritti degli scampi e i calamari(エビとイカの揚げたもの)という。うまく言うものだと感心してしまうが、こう言う風に覚えると忘れない。昔中国へ初めて行ったときに、タクシーにちょっと待ってくれと言うときに、「ちんとんしゃん」と言えば良いと言われて、そのまま言ったら通じたのと同じだ。(中国語は専門でないので説明は省く)

  

3.chiacchierare : 最初にこの単語を目にした人は、舌がからまって良く読めない。キアッキエラーレと読む。この動詞を私は「キャッキャッと言う」と訳している。辞書には、おしゃべりする、雑談する、うわさをするなどと書いてあるが、どうもこの「キャッキャッ言う」の方が合っているような気がしてならない。言語の成立ちは全く別でもイタリア語と日本語で同じような言葉を発見すると何だか嬉しくなる。日本語のキャッキャッというのは擬音語であるが、chiacchierareも元々は話し声のけたたましさから出来たのではないかと思っている。これは動詞として、そのまま使えるが、名詞chiaccheraを使って、fare due(quattro) chiacchere と使う(少しおしゃべりをするの意味)。due とかquattroはイタリア語では、「少し」と言う意味です。尚、北イタリアにはchiacchiereというお菓子があるが、恐らくおしゃべりと無関係ではあるまい。

 

4.tartufo: “tartufo(タルトゥーフォ)”とはトリュフ(日本語ではフランス松露またはセイヨウショウロというらしいが、返って分らない)のことである。このきのこは土の中に生息し、フランスでは豚が見つけると言われているが、イタリアでは犬が見つける。cane da tartufoという犬がいてトリュフを探す犬のことを言う。さて、実はこのtartufoという単語は、「犬の鼻」の意味でもある。これはその形が犬の鼻に似ているからなのか、犬が鼻でtartufoを探し当てるからなのか、恐らく前者だと思うが。しかしもし「犬の鼻」の意味が先でtartufoがそれに似ていることからそういう名前になったとしたら面白い話だと思うのだが。tartufoにはtartufo bianco とtartufo neroがあり、biancoの方が高い。イタリアの中北部ならどこでも採れるが、ピエモンテ州のAlba辺りが産地として有名。毎年秋にはTartufo祭りがあり、市場が開かれる。大きいtartufo biancoは驚くほど高い。

 

5.rombo:ロンボとはひし形のことをいう。同時にこれは魚のヒラメの意味もある。イタリア語ではこういった形の呼称がそのものを指すという表現に時々お目にかかる。ヒラメの形がひし形だから、こういうのであるが、ヒラメが先なのかひし形が先なのか気になるところだ。日本語でも「ひし形」というのは、菱の形をしているからひし形というのではないか。尚、シタビラメはsogliola(ソリオラ)というが、これは辞書によればカレイ目ウシノシタ科の魚だそうで、ヒラメ(カレイ目ヒラメ科)とは違うらしい。ヒラメは体長80cmまたはそれ以上になる大きい魚だ。また、romboは繊維用語でアーガイル模様の意味で使うこともある。アーガイルとはスコットランドの州名であり、そこでもともと作られたセーターのひし形、またはダイヤモンド形の模様のことをアーガイル柄または単にアーガイルというが、イタリア語ではこれをその形からromboと呼ぶ。

 

6.mille, cento e nano : ミリメーターとかセンチメーターと言えば1000分の一メーターのこととか、100分の一メーターのことだとわかっているが、イタリア語で1000とか100という数字はこの事を思えば良い。もともとはラテン語系の言葉だからmillimetroのmille が千を意味し、centimetroのcentoが百を意味することが分るであろう。milligramma(ミリグラム)で思い出しても、お金の単位のセント(百分の一ドル)で思い出しても良い。mille は千、centoは百を意味する。さて、昨今は数字の単位が増えてナノメートルとか、ナノ秒とか10億分の一を表す言葉も良く日本では使われるようになった。これはラテン語から来たものであるが、ごく小さいことを表す。それでイタリア語でnano(ナーノ)は小人のことを言う。白雪姫と七人の小人達(Biancaneve e i sette nani)。勿論この表現は多くの英語にも見られる。Millenium, cent(お金の単位),decade(10年:decaは10の意味 )

 

7.magro :「マグロ」って言っても通じるのは、日本の漁船が地中海まで出かけてマグロを捕獲しているから。イタリアの南の漁港ではtonno(イタリア語の鮪=トンノ)のことを、マグロで通じる。しかし、これはもともとイタリア語にmagro(マーグロ)という言葉があるからであって、彼らはその言葉を鮪に当てはめているのだろう。magroは細い、痩せているという意味だから大きい鮪とは全く正反対の言葉になる。Tonno non è magro, ma si dice MAGRO(o MAGURO) in giapponese. (鮪は痩せてはいないが、日本語では鮪のことを「痩せている」という)。だからこの言葉はイタリア人には覚え易い。magro の反対はgrasso という。これは「脂肪」の意味で、そのまま太っているという意味にもなる。Tonno è grasso, ma si dice magro in giapponese. (鮪は太っているが、日本語では「痩せている」と言う)、の方が面白い。

 

8.spaghetti all’arrabbiata: この言葉はご存知の方も多いだろう。大変辛いスパゲッティのことである。しかし、このアラビアータというのを中近東のアラビアの事だと思っている人がいる。All’arrabbiataというのは香辛料を効かせた、「辛い」という意味だから、どうもアラビア方面は辛いものを食べそうだからとのイメージらしい。このスペルをご覧になれば分るように、Arabiaではなく、arrabbiataとrもbもダブっている。この言葉は、怒るという言葉の過去分詞形で、怒った、怒濤天を突いたというくらい、辛いのだと言う意味で使われている。この言葉を使って、「私はおこった」は、Io mi sono arrabbiato(a). と言う(語尾のaは女性用語)。 

 

9.birichino(ビリキーノ)いかにもそれらしい名前である。 birichinoとは腕白小僧のこと。成績も悪いがいたずらが好きでと言う感じが言葉に出ているではありませんか。なにせ「ビリ」の キーノですから。イタリアの小話でよく使われる子供の名前が Pierino(ピエリーノ) 。これは、ビリキーノの代名詞として使われる。日本語でいうなら、悪戯っ子、悪童、落語の小話なら「与太郎」というところか。Pierino va a scuola.(ピエリーノが学校へ行きました。そしてーーー)と言う風に小話が始まる。私の好きな小話をひとつ。「先生がピエリーノに言いました。“ピエリーノ、今日は授業中にお喋りが過ぎたぞ。明日お母さんと一緒にここに来なさい!”“先生、でもママは僕よりもお喋りだよ!”」

 

10.furbone(フルボーネ)、salone(サローネ)、padrone(パドローネ)などイタリア語には~オーネで終わる言葉が良く見られます。イタリア語には接尾辞と言うものがあって、イメージとして大きい、可愛い、小さい、汚いなどと言う意味を伴います。そして、この-oneは大きい事を意味します。最初のfurboneはfurbo(ずるい人)を、「大変ずるい奴」だと大げさに表現する時に使います。saloneは「大きい部屋」(sala=部屋)の意味。日本語でサロンというのはフランス語ですが、saloneから来ていますから普通の部屋よりは大きい部屋のことを言いますね。padroneは大きい父親(padre=父親)ですが、この場合は「家主とか地主、主人、飼い主、経営者、親方、支配者など」を表します。buffo(ブッフォ)というと、喜劇役者や喜劇の(形容詞)の意味ですがこれをbuffone(ブッフォーネ)というと、道化師のことです。オペラの好きな人なら、リゴレットの中のマントバ公爵が「道化師めが!」と言ってこの言葉を使う場面を思い出されるかも知れません。他にもgambero(ガンベロ)は海老ですが、車海老のことをgamberone(ガンベローネ)と言いますから、この言葉を聞くと妙に日本的に響いて、「ん、頑張らなくちゃ」と思ってしまいます。大きいの反対で小さいや可愛いことを表す接尾辞はーino(イーノ)をつけます。signora(シニョーラ=奥さん)に-inoをつけた形がsignorina(シニョリーナ=お嬢さん)だと言ったら分り易いでしょう。前述のpadreに-inoをつけると、これはpadrino(パドリーノ)となり、「名づけ親」の意味になる。これは、イタリア語の「ゴッドファーザー」のことで、同映画のイタリア語のタイトルは勿論「il padrino」(ilは冠詞)である。 ちなみに、fare il gattone は「とぼける」。

 

11.Tomba la bomba(トンバラボンバ):イタリアのアルペンスキーの英雄アルベルトトンバのことをイタリでは愛情を込めて、このように呼ぶ。あの筋肉質でスキー選手としては大変体格が良いトンバのスラロームがまるでbomba(爆弾)のようだと言うことから、「爆弾トンバ」と言う愛称が生まれた。尚、tomba は「墓」の意味。Tomba とbombaが韻を踏んでいること、お墓と爆弾という名詞を並べたこと、など大変詩的な表現ではないか。実際に彼のスラロームは爆弾を抱えて墓に向かって滑っていくような大迫力であった。引退するまでにワールドカップ50勝と言う記録を重ねたイタリアの国民的英雄である。「トンバラボンバ!」

 

12.carpaccio(カルパッチョ):現在carpaccioと言うのは、肉や魚の刺身料理として日本でもこの名前が使われている。だからあえてここに取り上げる必要はないのだが、carpaccioというと他の事をも考えてしまう。-accioと言うのは、先の章に述べた接尾辞のひとつで「軽蔑」や「悪いもの」を意味する言葉なのです。例えば、vitaccia (ヴィタッチャ)といえばvita(生活、人生)への軽蔑語で、「ひどい人生」「苦しい生活」を意味する。tempaccio(テンパッチョ)は悪天候(*tempo=天気)であり、Accidentaccio! は間投詞accidenti! (クソッ!、ちくしょう!)を更に大げさに表現した言い方になる。だから、carpaccioというと、どうも何か辛いものの様な気がしてしまう。尚、carpaccio は画家の名前から取ったといわれているが、画家がそういった料理を好きだったからではないようだ。たまたまオリジナルのcarpaccio(これは肉の薄切りにマヨネーズを掛けたもので、赤と白のイメージがあった)が、この画家が好む色合いと似ていた為だとも言われる。時代は少し後だが16-17世紀の画家にCaravaggio という有名な画家がいて、このCaravaggioとCarpaccioの名前が似ていて良く間違う人が多い。生肉(刺身)の方はcarpaccio です。

 

13.Biancaneve: イタリアのFirenzeにいた頃、下宿のおばさんとは家族みたいな付き合いをしていた。ある日、おばさんに頼まれて子供のAlessandroを映画につれていった。映画の間中サンドロ(Alessandroの愛称)は私の膝の上で飛び跳ねて、ディズニーの歌を歌っていた。この映画のタイトルがBiancaneve(ビアンカネーベ)。白い雪だ。日本では「白雪姫」。しかしイタリア語のタイトルには姫と言う言葉がない。そういえば、英語の現題でもSnow Whiteである。姫などと言うのは、日本で勝手に付けた名前だと言うことが分った。要するに、原題は「白い雪」なのだ。これを誰かが姫をつけたのだと言うことに気付く。だから、最初にこの童話に名前を付けた人が、「白雪ちゃん」だったり、「白い雪の少女」「雪の白子」だったりした可能性もあるのだ。では、赤頭巾ちゃんはどうなんだろう。Cappuccetto rosso(カップッチェット ロッソ)と言うのがそうなる。Cappuccettoはcappuccio(帽子、頭巾)に-ettoという縮小接尾辞が付いた言葉だ。これも「赤い頭巾」と言っているだけだから、「ちゃん」は日本でつけたもの。「赤頭巾」でも良かったわけだ。ちなみに、cappuccioに-inoをつけたものがcappuccino(カップッチーノ)と言う飲み物となる。これは、コーヒーのうわずみにミルクをたらしてふんわりさせた形が、僧侶が被る帽子=カップッチーノに形が似ていることによる。親指姫はどうだろう? これは、Mignolina(ミニョリーナ)となる。Mignoloは小指のことで、小さい接尾辞-inoを繋げてmignolinaとなったもの。これも実は、小指のように小さいと言う意味で、親指ではない。アレッ、では原題はどうなんだろう? いずれにしろ、「姫」なんて言葉はどこにも無い。

 

14.cravatta(クラバッタ):これはネクタイのことである。「くたばった」の連想でこの言葉を思い出す。友人から聞いた小話をひとつ。砂漠でひとり、水も飲まず何も食わず3日間さまよい歩いた。もうくたばりかけた頃に、前方に人がいた。「水をくれ!」というが、彼は砂漠の真ん中のcravatta売りで、ネクタイしかもっていない。「そんなものはいらない!」と言って、先へ進む。また1日経って、前方に人が。「水をくれ!」。しかし、彼もcravatta売りで、水はおろか食べるものも何も持っていない。「ネクタイなんか要らない、水をくれ!」もうくたばるだけだ。更に一日が経過。もう動く気力も無い。「もう駄目だ!」と思いかけたときに、何と目の前に高級なレストランが見える。「やった!これでやっと、水も飲める。食事も出来る!」と喜んで、レストランに入ろうとしたら、入り口にいた係りが言う。「ネクタイ着用でない方は入れません!」 これでcravattaは覚えたでしょう。クラバッタですよ、くたばったではありません。

 

15.veloce, pronto :日本で見かけるイタリア語を覚えよう。cima (チーマ)。日本ではシーマと呼ばせている、高級車の名前。cimaは山の頂、頂上のこと。車の頂点にあるという意味か。domani(ドマーニ)。これも車の名前にある。明日を意味することはご存知ですね。明日はあっても昨日ieri(イエーリ)はイメージとして難しいのだろうか。veloce(ベローチェ)。これはコーヒーショップの名前に使われている。そしてpronto(プロント)。これもコーヒーショップで見かける。veloceは速いという意味、prontoはすばやいと言う意味。そしてespresso(エスプレッソ)と言う名前もコーヒーショップの名前にあり(コーヒーそのままの名前でもあるが)これも速いと言う意味。どうも、コーヒーショップは速さを売り物にしているかのようだ。であれば、これよりももっとイメージ的に速いと言う名前がありますよ。subito(スービト)「ただいま!」「いますぐ!」というイメージですね。どこかで、次に使うかも知れませんね。

 

16.tesoro(テゾーロ)とは、宝物のことである。イタリアではこの言葉は自分の大事な人を呼ぶときに使われる。恋人に、妻に、夫に、子供に。「私の宝物」ということだから、意味は分るが、日本人はこう言う言葉が絶対に出てこないから、イタリアでこう言う言葉が乱発されるのに驚くかもしれない。しかし、Mio tesoro! と言われたからって、恋人のように愛しいと思われているかと考えるのは早計かもしれない。本当に私の宝(金庫)=金づる、だということだけかも知れない。尚、tesoroは男性名詞なので、妻だろうと恋人だろうと、男性名詞のままである。Amoreも同じである。相手がじょせいでも、amore mio である。女性形にはならないので、注意。 また、イタリア語のsはスと呼ぶ場合とズとにごる場合があるが、母音と母音の間に挟まれたSは濁ると覚えておいたら良い。だから、tesoroはテゾーロとなる。

 

17.attaccapanni: 面白いと思うイタリア語のひとつに、attaccapanni(アッタッカパンニ)がある。これは、コート掛けや帽子掛けのこと。日本ではあまりお目にかからないので使うことがあまり無いかも知れないが、イタリアでは事務所の入り口、レストランの入り口またはコーナーなどに見かける。Attaccare が掛けるとか結ぶとか言う意味で、panniは衣服のことだから衣服掛けと言う意味の合成語である。この言葉を聞くと何となくホッとするのだ。アッタッカの響きが「暖かい」の響きで聞こえるからだろう。 尚、attaccabottoniというのは、chiaccheroni 「おしゃべり」な人、または人と話すのが好きな人(自分から知らない人に話しかける人)、勿論「女性にすぐ声を掛ける男性」のこともいう。

 

18.accappatoio(アッカッパトイオ):前のattaccapanniと似ていてまごつきそうだが、これはバスローブの意味。これも面白い響きのある言葉としてここに記しておきたい。イタリアのプールへ行くときに絶対必要なものがある。それは、このaccappatoioと水泳帽(cuffia)である。cuffia がないと、ジム内のプールや公共のプールには入れてもらえない。accappatoioは別になくてもいいが、イタリア人は殆ど皆といっていいほど、これをもってプールへ行く。バスタオルで十分だと思うのだが、どうもプールにはプール着というものがあるらしい。こういう場所によって、そこに適したものを着る(はく)というのは、日本にもかつてあったかと思うが、イタリアにはそういう習慣が確実に残っている。

 

19.ombelico(オンベリーコ):これもユーモラスな響きがある言葉である。意味は「臍(へそ)」。ombelico del mondo は「世界の臍」と言う意味になるが、この文句は西洋世界では良く聞く。そもそも世界の臍というのは、ギリシア神話に基づく言葉だそうだ。ゼウス神がDelfiを世界の中心と定め、そこをギリシア語で世界の臍と名付けた。しかしローマ帝国時代もこの臍と言う言葉を使っている。ローマの遺跡に“Umbilicus Urbis Romae”と記されたところがある。これはラテン語でローマの臍であるが、当時のローマが世界の代名詞であった事から言えば、この言葉は世界の臍を意味する。イタリアではombelico del mondoの名前を使った団体や施設を見かける。イタリアが、いや自分の町が世界の臍だと信じて疑わない人もいる。Ombelico del mondo はJovanottiと言う歌手によって歌にも歌われ大変ヒットしたので、イタリア人ならこの言葉は知っている。歌詞はこんな感じだ。「ヘイ、これが世界の臍だ。そこではちょっと変った顔をした可愛い娘に出会う。無邪気で、真っ黒な肌をして、ダイヤモンドのようなエメラルド色の目をしている。千年紀のような、エキゾチックは顔をした、そうこれが世界の臍だ。僕達はここでもう踊っている。オンベリーコデルモンド!」。映画「ライフイズビューティフル」は勿論イタリア映画だが、Guidoが小学校でイタリア人の優秀さを示す場面で、このombelicoが出てくるのを思い出す方もいらっしゃることだろう。

 

20.Tedesco(テデスコ):これも発音が変っていて面白い言葉だが、他の意味でも興味深い言葉でもある。意味は「ドイツ語」または「ドイツ人」。普通の国と国民(又は言語)の関係は、Italia(イターリア)がitaliano(イタリアーノ)、Francia(フランチャ「フランス」)がfrancese(フランチェーゼ)、Giappone(ジャッポーネ「日本」)がgiapponese(ジャッポネーゼ)の様に国名から国語(又は国民)を連想できるものが殆どである。一方、ドイツのことはGermania(ジェルマーニア)というのに、ドイツ人はtedescoと全く異なるのである。Germanico(ジェルマーニコ)ではいけないのか? 実は、germanicoには「ドイツの」「ドイツ人の」という形容詞の意味はあるが、ドイツ語やドイツ人を表す名詞としては使わない。tedesco とは、ドイツが現在の国の形をしていなかった時代に庶民の間で話されていた言葉から派生した言葉である。(当時公用語はラテン語であったが、一般の民衆はゲルマン族の言葉で「国民の言葉」と呼ばれる言語を話していたという)。この国民の言葉がtedescoで、のちにはドイツ人の言葉となり、現在ではドイツ語を意味することとなった。尚、Germania は現在のドイツ連邦共和国を指すと共に、歴史上のゲルマニアという国を指す意味でも使われる。 Lingue germaniche と言えばゲルマン語を意味する。

 

21.campione(カンピオーネ):「干ぴょうネ」と言うふうに聞こえるこのユーモラスな言葉はチャンピオンのことである。Campione del mondoは勿論世界チャンピオンのこと。人はチャンピオンが好きである。日曜日に近くのサッカー競技場へ行けば必ず子供たちのサッカーの試合が行われている。大人が必ず付き添っていて子供たちを応援しているが、勝つとすぐに「カンピオーネ!」。campioneにはもうひとつ意味があり、それはサンプルという意味。イタリア人で英語があまり得意でない人と商談をしていると、champion をいつ送るかとか、championはいくらだとかいう言葉が良く出てくる。勿論彼らはcampione から連想して、サンプルのことをいっているのだ。

 

22.scivolare(シヴォラーレ):これもまたユニークな響きがある言葉。「今日もまた部長に絞られて」という様に覚えれば良い。意味は「滑る」。がちがちに凍った雪の上を歩いていて滑って転んだときに使う。また、転ばなくてもかっこよくアイスの上を滑る場合でもこの言葉が使えます。尚、頭のsci だけをとると、これは「スキー」の意味となる。動詞はsciare。scimmia(サル)、scioccato(ショックな)、scienza(サイエンス)など、sci-から始まる言葉も多いが、イタリアへ行くなら絶対に覚えておいた方が良い(でなくても、イタリアへ行けば覚える)言葉が、sciopero(ショーペロ)です。これは、ストライキ(罷業)のこと。ただ、これも、1970年代までのことで、今はかなり減っているようです。

 

23.socio(ソーチョ) とmembro(メンブロ) :socioというのはsocio-(社会の)という意味の言葉のそれそのままだが、「会員」や「パートナー」のことをいう。sociale が「社会の、社会的な、ソーシャル」、societàが「会社」を意味する言葉である。クラブのメンバーのことも、socioを使う。それでは、英語からの発想でmembro と言う言葉は何なのか? これは、国会のメンバーと言う意味で「国会議員」など名誉的な会員にのみ使用される言葉であり、普段のゴルフやテニスクラブのメンバーなどでは使わない。membroは他に「四肢、手足」の意味があり、これから派生して医学の専門用語で「陰茎」を意味するので、使わない方が無難である。体の一員という意味だろうが、日本語の「一物」と発想が同じなのか??

 

24.boccia(ボッチャ):意味は知らなくても分る言葉というものがある。これなどはまさにそうだろう。ボッチャ。車の衝突のことをいう。本来言葉というものはそういう状況、情景が活字化したのではないかと思うのがこの言葉。言葉のニュアンスからではあまり強く当てたという感じではないが、とにかくぶつかったらbocciaである。「ボッチャッた」なんて日本語でもそのまま使えそうな感じがするではないか。イタリアにはBOCCIEというボーリングのような遊びがあり、bocciare(動詞)は自分の玉を相手の玉にあてると言う意味から、車の衝突を意味する。またbocciareには「試験に落とす」という意味もあり、bocciatoと過去分詞にすると「試験に落ちた」と言う意味でもある。ボッチャート「試験に落ちた」、これもなんとなく、そんな気がするから言葉は不思議だ。

 

25.doccia(どっちゃ)とgoccia(ごっちゃ) : 前項でbocciaを取り上げたので、同じような響きでdocciaとgocciaを上げてみます。docciaは「シャワー」。何度聞いても、関西弁の「どっちゃ?」に聞こえる。gocciaは、雨や涙のしずくのこと。お酒を飲むかと聞かれて、una gocciaといえば、「一口だけ」の意味。そういって、沢山飲むかどうかはわからないが。そこら辺は、日本語と同じ。「酒飲むか?」 「少し」というのに限って、キリが無いくらい飲む。 a goccia a gocciaと続けていえば、「すこしづつ、一口づつ」という意味の熟語になる。だんだん、ごちゃごちゃになってきた。

26.Monaco(モナコ):モナコというとたいていの人はモナコ公国の事だと思う。それは間違ってはいないのだがモナコ公国のことは正式には、Principato di Monacoという。Monacoは一般にはドイツのミュンヘンの事を指す事の方が多い。ミュンヘンのことも正しくはMonaco di Baviera「バイエルンのモナコ」と言って紛らわしい時には区別をする。日本の地名でも、~島や、~津、~洲とか言えば、今はそうでなくても元、島であったり港であったり三角州だあったりということが推測できる。英語やドイツ語の原文でも同じことだが、イタリア語で地名を読んで見る。たとえば、borgoとは大きな村のことである。Amburgo(ハンブルグ), Strasburgo, Salisburgo, Edimburgo(エディンバラ)などは~村であり、forteは要塞だから、Francoforte(フランクフルト)は要塞だったことが分かる。

27.omaggio オマッジョ は無料提供のこと。商品の付録などでつけられるもののことも言う。もともと敬意とか、敬意をこめた挨拶、また贈与とかいう意味。似た言葉にomaccioがあるが、これはuomo(男)の蔑称で大柄な男、大柄な女のことを指す場合もある。スペイン語にマッチョという言葉があるが、これに相当するものがイタリア語のomaccioのようだが、少し意味合いは違うようだ。スペイン語の方は、筋肉隆々の意識過剰の男性のことをいう。(意識過剰かどうかは、本当は知らないが)

28.zingaro(ジンガーロ)「ジプシー」, zensero(ゼンゼーロ)「しょうが」, zoccolo(ツオッコロ)「木靴、ひづめ」 などzから始まる言葉は変った音を感じる。zanzara(ザンザーラ)は「蚊」、zecca(ゼッカ)は「ダニ」、zombi(ゾンビ)は「ソンビ(蛇神)」などあまり印象の良くない物を表す言葉もzから始まる語に多い。万物はzero(ゼーロ)「零」から始まったとも言う。Zuccaはかぼちゃのことで、それに縮小辞をつけると、zucchinaになり、これはズッキーニだ。Zaccheroniという日本代表サッカーの監督さんがいるが、zaccheroneとは「身なりのだらしない人」という意味だ。名は体を表わすとは限らない。監督さんは、身なりはイタリア人らしくとても決まっていると思いますよ。 いずれにしろ、zから始まる言葉はアルファベットの最後だからなのか、響きが変っていると思うのは私だけだろうか。

 

29. quarantena(クアランテーナ): これは入国するときに見かける、「検疫所」のこと。もとは「隔離」の意味で、in quarantena といえば隔離されることを意味する。この言葉は勿論quaranta(40)から来たもので、quarantinaとは、約40の意味。これは船が入港するときに検疫期間が40日だったことに由来する。英語では、本来のquarantenaではなく、quarantinaが変化してquarantineとなった。尚、イタリア語では数字に~inaとかetteの縮小辞をつければ、大体の数字になる。 Ventina 約20。 Un’ oretta 約1時間。

30.sindaco : 日本語のような響きを持つイタリア語をもうひとつ上げよう。sindaco(シンダコ)、前にアクセントがあるので、これはどうしても「死んだ子」に聞こえる。あまり良い響きではないが、これはある日本人の方が変っている単語だと呟いたのが、私の耳に入ったので記憶している。意味は、「市長」「村長」など。語源はギリシア語syn+dike 正義を守るもの。英語のsyndicateはここから。なお、イタリア語ではsindacato(労働組合の意)。

31.intervistacolloquio : intervista はインタビューのことで、新聞やテレビでのインタビューはintervistaを使える。英語では、就職の面接もこのinterviewを使えるが、イタリア語では就職面接はcolloquioを使う。これは前述のcampione=champion & sampleの反対になるが(intervista & colloquio = interview)一つの言葉が同じ意味を持つとは限らない例として上げておきます。

32.-oso と -ous :これは、イタリア語で~oso と終わる単語が英語になると -ousになるという例です。全てではないでしょうが、かなり多くの単語がこの変化で理解出来ます。
generoso(generous 寛容な)、famoso(famous)、prezioso(precious)、curioso(curious)、religioso(religious)、ambizioso(ambitious 野心のある)、laborioso(laborious 労力を要する)など。
これはひとつの例だが、下記のような関係も見られるので覚えておけばイタリア語から英語の意味が予測できる。
-zione と -tion : situazione(situation)、nazione(nation)、posizione(position)、corruzione(corruption)、costruzione(oonstruction)、dimostrazione(demonstration)、ammirazione(admiration)  
*必ずしも語尾の変化だけではないので注意!
-za と -ce : prudenza(prudence)、obbedienza(obedience)、conscienza(conscience)、scienza(science)
-ta` と -ty : citta`(city) 、 universita`(university)、 elettricita`(electricity)、crudelta`(cruelty)

33.cane(カーネ):日本語の響きだとカネだが、これは「犬」の意味。イタリアにも犬好きは多く犬をあちこちで見かけるのだが、cane という言葉はあまり良い意味では使われないようだ。例えば、freddo cane「ものすごく寒い」,  vita da cane「極貧の生活」、figlio di un cane(=犬の息子)=「人でなし」、mestiere da cani「嫌な仕事」、roba da cane 「粗悪品」、Mondo cane !「なんてひどい世の中だ!」などである。 犬も人間に飼われて忠実にしている割には、人間世界でこんな扱われ方をしていると知ったらどう思うんだろう?
また、犬の種類もbarbone(バルボーネ)=大ひげ⇒「プードル」、bassotto(バソット)=かなり背が低い事⇒「ダックスフンド」、cane lupo(カーネルーポ)=狼犬⇒シェパードなどその外見的な特徴から名前がつけられているものもあるので、一緒に覚えてみよう。

34. scatenato (スカテナート):catena とは鎖のこと。catenareはその動詞で「鎖をかける、鎖につなぐ」の意味である(あまり使われない)。イタリア語は単語の前にsをつけて反対の意味を表すことがある。例えば、coprire「カバーする」「隠す」とscoprire「顕わにする」「(秘密など)暴く」「発見する」やqualificato「資格のある」とsqualificato「失格の」、fortunato「幸運な」とsfortunato「不運な」など。ちょっと意味が変るが、vendita「販売」とsvendita「大安売り、バーゲンセール」、conto「勘定」とsconto「割引」などもこの部類であろう。さて、catenareが上記の意味だとすると、scatenareは「鎖をはずす」という意味になり、その過去分詞は当然「鎖をはずした」という意味になる。ところが、この単語の意味はそれから派生して、鎖をはずして「手がつけられない」「正気の沙汰でない」というところまで意味が飛躍する。日本語なら羽目(馬銜)をはずすといったところか。馬銜(ハメ=馬のくつわ)であれば表現としては似ているのではないだろうか。
尚、英語ではこの s に当たるものが dis になることが多いようだ。 cover - discover, dontinue - discontinue, count-discount. 但し、fortunate - unfortunate のようにイタリア語とは同調しないものも多い。面白いのは、sale はそのままでバーゲンの意味にもなっている。

 

35:padre(パードレ):父親または神父、神などの意味。この言葉で驚いたのは、昔日本でキリスト教の神父もしくは、キリスト教徒のことを、キリシタン伴天連(バテレン)といっていたのは、PADREから来たということだ。パードレが、パーデレ→パーデレン→パデレン→バテレンとなったと思えばまぁ解らないでもないが。ただ、この場合のpadreはイタリア語と同じだが、ポルトガル語だったのだろう。 Madreには母親以外に、修道女、修道院院長の意味があり、sorellaには、シスター、つまり同じく修道女の意味がある。しかし、fratelloは、そのままでは使われず、frate となって、修道士の意味となる。もともと、sorellaはsuora(修道女)に –ellaという縮小辞をつけたものであり、fratelloもfrateに –elloをつけたものだと分かれば納得がいくでしょう。

36.emorroidi (エモッロイディ):「痔」のこと。友人のイタリア人にイタリアには良い痔の薬があるとの話を聞いて、是非その薬をくれと頼んだところ、作ってくれた。これはシチリアに伝わる療法だそうで、やけに塩のいい匂いがすると思ったら、何と貝の殻を粉々に砕いたものだ。かなり細かい粒状にしたものを、患部に当てると効くという。匂いを嗅ぐ限りなんだか効きそうな気もするが、是非試してみてはいかが。関係のない人はここは跳ばしても良いが、ちょっとでも関係のある人は、せっかくだからこの単語を覚えておこう。

 

37.mancia(マンチャ):チップのこと。イタリアのバールには、客が払うチップは従業員共通のものになっていて、個人個人で懐に入れないところもある。そういったバールの中にチップを置くと、店主が大きな声で「MANCIA!」と叫び、籠の中に入れているところがある。そうすると従業員全員が自分にも分け前があると思って喜んでくれる。なかなかいいシステムだと思った。ドンキホーテのことを、ラマンチャの男というが、これは地名で関係はなさそうだ。尚、manciaは manica(袖)から来た言葉であるが、日本語でもいう袖の下と同じような語源なのだろうか。 似ている単語には、mancino がある。これは、左利きという意味。 私の彼は左利きは、“Il mio ragazzo è mancino.”



38.terremoto(テッレモート) と maremoto(マーレモート):terremotoは地の揺れで「地震」、maremotoは海の揺れで、「津波」のことである。しかし、日本の津波は有名でtunamiで十分通じる。 地震の揺れのことは、scossa という。この名詞は、scuotere という動詞の過去分詞から名詞化したものである。
日本人の名前で、寺本というのがあるが、寺本さんが來たら、terramoto(terreが単数になっているだけだから地震の意味になる)となって、地震が来たことになる。他にも日本人特有の名前で、イタリア人が喜ぶのは、東さん(Azuma)。東さんの息子が喘息で病院へ行った。医者が言うには名前が悪いと。イタリア語でアズマは喘息の意味(ただし、スペルはasma). 他に、岡さんも話題にはなる。ocaはガチョウのこと。

39.energia (エネルジーア):英語ではenergyのこと。つまり活力、エネルギー。このコラムの15に日本のコーヒー店の名前には、速いイメージのものが多いと述べているが、イタリアのジーンズを中心としたカジュアルブランドには、energie, gas, diesel などとエネルギーを主体にした名前が多い。これは一体どういうわけだろうと、以前から気にはなっている。勿論これら以外にもreplay などもイタリアブランドで全てがエネルギー絡みと言うわけではないが。さて、面白いのはイタリアでgasolio というと、これは軽油(ディーゼル)のことで、ガソリンのことはbenzina(ベンズィーナ)という。給油するときはくれぐれも間違えないように。

40.soprano (ソプラーノ):イタリア語の単語には、男性女性単数複数形が常にあって、日本人の感覚だとその感覚を身につけるのがひとつの勉強である。物の性別はそのもの自体とは関係なく、名詞に対して性別が決められていると覚えておいたほうがよい。しかし、性がある人や動物はどうするのか?となると基本的には、性に合わせるはずだ。figlioは息子、figliaは娘のように。ここまでは良いが、実はあまりそう思わないほうが良いかも知れない。sopranoという単語は、ソプラノ歌手を表し、これはoで終わるので、男性名詞である。しかし、ちょっと待ったんさいと。ソプラノ歌手は女性ではないか。同じくmezzosopranoも男性名詞だが、対象は女性である。どうしてだろう?昔は舞台に上がれるのは男性だけであったので、ソプラノは男性が(castrato)が歌っていたのでは。castratoは16-19世紀の風習だということだから、そうだったのかも知れない。これについては実はまだ確証がないので、得られたときにここに付記することにします。実際には現在では、sopranoやmezzosopranoを女性名詞としても扱います。しかし、もしこんなことにこだわったら、ministro(大臣)、notaio(公証人)、giudice(裁判官)は本人が女性であっても、全て男性名詞として扱うことなども全部昔の風習なんだろうか。一方でspia(スパイ)、guida(ガイド)などは、対象が男性でも女性名詞である。もっとも不可解なのは、persona(人=英語のperson)が女性名詞であること。やはり、そのもの自体の性別とは関係なく決められていると思うのが最もあっていそうである。花はil fiore (男性)だけど、バラはla rosa(女性)だといえばわかりやすいでしょうか。

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